連日沢山のお客様にご好評いただいております「イタリア・ミラノ展」
本日はその中からPRADAをご紹介いたします!
創業は1913年にまで遡ります
創業者はミウッチャの祖父であるマリオ・プラダ、そしてその弟のマルティーノ・プラダ。
ヴィットーリオ・エマヌエーレⅡ世のガレリアに「プラダ兄弟」という店舗を構えました。
創業当初のプラダはスーツケースやトランク、旅行かばん、パーティバッグなどを揃え、開店から6年後の1919年にはサヴォイア王家の御用達となったのです。
順調に事業が進んでいたプラダでしたが、時は戦時の真っ只中、プラダ兄弟の高級革製品というのは時代に全くそぐわないものになっていき、旅行かばんなど何の役にも立たない時代になってしまったのです。
1970年代までのプラダというのは、一時的に大きく飛躍しましたが、戦争という外的要因に大きく道を閉ざされ低迷していました。
しかし、1978年に一人のデザイナーによってプラダは生まれ変わり大躍進を始めます。
ミウッチャ・プラダは、正真正銘「PRADA」創業者マリオ・プラダの孫である。ファッションデザイナー、特にビジネスウーマンとして優れた才能を持っていました。
ミウッチャ・プラダがPRADAを手がけるようになってから、会社は徐々に拡大して行き、ウーマン、メンズライン共に、革製品や靴、香水などの展開も拡大させていき現在に至るまで数あるビッグメゾンのトップとして君臨しています。
1984年、その名を世界に知らしめた傑作
1970年代後半ミウッチャは、これまでにない新しいものをつくろうとまだ見ぬ素材を追い求め、行き着いたのがミリタリー用品の工場で見つけたポコノという素材でした。
シルクのように軽く、丈夫で撥水性があり、手触りもよく、この素材を大変気に入ったのです。この素材を使って作られたのが、プラダの代名詞ともなるバックパック。
このポコノは高級感がありながらも、カジュアルで軽く、防水性も非常に優れている機能的な素材で使いやすいバッグに仕上がっています。
ただ当時は1984年、まだ時代はレザーを中心としたエレガントなスタイルが中心でプラダのようなハイブランドがナイロン素材を扱うことは冒険でした。
最初はこの時代の人気のバッグとは全く違うものだったのでなかなか受け入れられませんでしたが、徐々に人気を獲得していき、1990年代には一種の社会現象ともなるほどのアイテムになりました。
今回のイタリア・ミラノ展ではこの1990年代にリリースされたポコノシリーズをメインに扱っていますのでご紹介いたしますね!
まずは定番中の定番ナイロンリュック。なかなか子供ぽくなりがちなリュックですが大人の女性が持てるカジュアルなリュックでこれ以上の物はないのではないかと思えるくらい素敵なバッグです。
こちらは現代的な呼び名だとサコッシュになる小さめのショルダーバッグ。アクティブに動く夏にぴったりなサイズ感。財布と携帯、リップを入れて遊びに行きたくなりますね。
こちらは定番的なハンドバッグタイプ。持ち手の部分のみレザーになっているので強度もあり、ナイロンなので軽い。デザインと機能がしっかり詰まったでデザイン。肩掛け出来るのは嬉しいですね。
最後はチェーンショルダーバッグ。このチェーンも普段はバッグに使われない太めのプラスチックチェーン。昔ながらのハンドバッグとはかけ離れた素材で全く新しい作り上げプラダの革新性を体現したモデル。
1980年代にいち早くナイロン素材に挑戦し,現在のラグジュアリー/ストリートの融合を30年以上前に成功させたミウッチャ・プラダの革新性、そして現在も人々に愛され続けるポコノシリーズ。ぜひ店頭にてご覧くださいませ。
「イタリア・ミラノ展」
開催店舗:AURA LOUISE(梅田店)
住所:大阪府大阪市北区中崎西2−6−3
TEL:06-6450-8344
営業時間:13:00/20:00 不定休
開催期間:7月28日まで